マンハッタンミッドタウンは通りが東西南北、碁盤の目と旅行者にもなじみやすい街並みですが、ダウンタウン、下にくだるにつれ歴史的色合いが強くなる事も加味して、通りが複雑化し、それが街を味わい深くする要素となる場合もあります。知っている方も多いと思いますが、通りの名前の由来を、NYの歴史、強いてはアメリカの歴史を垣間見る事もある為、備忘録として記録。
パブリックアートや本屋で紹介したSOHOのGreene StはNathanael Greene, American Revolutionary War hero.とWikipediaで紹介されています。Wikipediaは本当に便利で広範囲の事柄が説明され、便利な時代の恩恵に感謝するばかりですが、個人的に注意している点は、どなたでも加筆訂正できる為、拡大解釈や間違いがなきにしもあらずで(現実にあった)、専門的な事柄や、自分にとって興味対象、大切な知識や指数、数字については、再度専門書や専門家の本で確認するようにしています。
Nathanael Greene(発音はこちら)↓American Revolutionary War=アメリカ独立戦争(周知でしょうが、イギリス植民地から独立する際の戦争)で、ロードアイランド出身クエーカー教徒のGreene氏は司令官として1776年のクリスマスイブTrenton(NJ州)でイギリス軍を破った事等で有名です。(The Namesake: Nathanael Greene, Revolutionary War general, who shared in the victory over the British at Trenton on Christmas Eve, 1776.”The Street Book” Henry Moscowより抜粋)
SOHOのGreene Stは軍人であったGreene氏の名前から。
そしてTrenton(NJ州のトレントン)はあまり聞かない地名と推測しますが、NJ州の州都で(
こちらで)メトロポリタンのアメリカンウィングにある↑有名な絵画がこのBattle of Trenton。
(2015年現在メトロポリタン美術館Gallery 760、表題Washington Crossing the Delaware,画家Emanuel Leutze )
絵画中にGreene氏を発見できませんが、迫力のある美しい絵で、メトロポリタン美術館アメリカンウィングお勧めの絵画の1つです。
↑ワシントンとともに切手に描かれています。
上3枚の写真はパブリックドメイン。