ブログトップ

Bo peep の NY

bopeepny.exblog.jp

カテゴリ:本( 6 )

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる 石井好子

a0190056_13244693.jpg
二週間程前の早朝は零度以下と気温が下がる日もあり、車発進前は”アイドリングと霜とり”をした事が嘘のような連日。お気に入りのブログで紹介されいた石井好子さんの本、”巴里の空の下オムレツのにおいは流れる”をマンハッタン紀伊國屋にてようやく入手しました。

袖文に三島由紀夫氏が”好子さんは、自分のことを書くと、心のやさしいお嬢さんにすぎないが、人のことを書くと、自分でも「意地悪」と言っているように、すばらしい描写の才を発揮する。(本より抜粋)”に興味をしめし”女ひとりの巴里ぐらし”も購入。マンハッタンからの帰宅途中に読むには手頃な頁数で、シャンソン歌手として巴里のキャバレーで働いていた体験談がきらびやかに描かれて、あっという間に読み終えて。

日本語の本を読むと言葉がすんなりと気持ちに響くのが嬉し、懐かし。
a0190056_1325755.jpg
そして、”巴里の空の下オムレツ~”は素敵なブログで紹介されていたように、頁をめくるごとに、紹介されている料理をすぐに食べてみたくなるほど、料理が鮮やかに描写され、食いしん坊としては、読み進めるのが楽しく、読み終えても美味しい食べ物の余韻が残る本です。

本の中にでてくる北海道の美味しい食べ物、”長万部の蟹めしや函館のいかそうめん”、頭の中にはくっきり絵図が・・・・。愛車をとばして函館日帰りをよく断行した若かりし頃。楽しみの一つは、長万部での蟹飯だった事、すっかり忘れていました。北海道の毛ガニは絶品。そして、函館のいかそうめんの美味しさといったら。元来烏賊好きで、母自家製の”いかの塩辛”は子供の頃から大好物。

函館繋がりで、ミシュラン獲得には少々驚いたは、敷居が高くない、夜景の美しさが印象に残る懐石和食処。冨茂登は老舗で料理の美味しさと函館の情緒を満喫できるお店。松陰町のスペイン料理”バスク”もまだ健在と、懐かしいお店を想い出し、営業の継続を嬉しく思います。

a0190056_0194785.jpg

話は本から脱線しましたが、著者がぺらぺらなお鍋でご飯を炊く事は私がアメリカの大学時代に磨き上げた技?で、ずうずうしくも著者に親近感を感じたり、中、高校時代サガンの小説を朝吹登水子さんの翻訳で愛読していましたが、(その当時本のカバーはビュッフェで、画家ビュッフェのファンにもなり)、その朝吹さんが、著者の義理兄の妹さんという事もこの本で知りました。

”紅茶のみのみお菓子を食べて”の章より抜粋

 「お茶にしない?」
 私も自分の部屋からでてきてお茶の用意にとりかかる。私はだいたいめんどうくさがりやで、一人でいたら食事のときでも台所で、あと洗うものが少ないように、お皿も一つぐらいしか使わず、さっさと食べてしまうのだが、彼女はちがう。
  一人でたべるときもテーブルの上にきれいなテーブルかけをかけて花の一輪もかざり、食器もならべて正式にたべる。

 なにしろ、三時のお茶をおいしく飲むために昼食をひかえ目にするぐらい、お茶の時間を大切にする彼女のことだったから、紅茶茶碗も厚手の焼きでは口当たりがまずくなるし、小さいとゆったりした気分になれないということで、大きめのうす焼きの茶碗で飲んでいたし、紅茶のセットも大きな銀盆にきれいなナフキンを敷いた、そろいの銀器だった。

            ♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

朝吹さんはイギリス人の家庭教師で育ち、イギリス風の習慣をみにつけていらしたとの事。私はフランス語を読めない為、作家サガンの原書の魅力はとうてい理解できませんが、朝吹さんの翻訳で読ませていただいたサガンの本が、訪れた事もなかった映画や写真でみる”フランス”の魅力を日本語を通して夢みさせてくれた気がします。十代の半ば、モーパッサンやゾラ、カミュ等フランス文学を読んだり、映画をみたり、雑誌を購読したりした時でしたが、フランスに住む事、フランス語を勉強しようと思う事なく、今思うと向学心なく呆れますが、アメリカに感心があった事もなく、英語が好きだった事がないにもかかわらず、イギリスに憧れた事も又、不可解です。

ロンドンでホームステイをしていた際は、ホストマザーが美味しいお茶を入れてくれ、イギリスの友人も、やはり紅茶命で、イギリスでいただく紅茶は普通のスーパで購入した物でも、アメリカでいただくより、おいしい気がするのは、気持ち的な部分なのか、水なのか、気候なのか不明ですが、イギリスの友人によると、最近、ドレスコードと紅茶へのフォーマル度は一昔前に比較して下降気味との事で、残念に思います。

            ♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

石井好子さんのこの本のすばらしい点は、おいしいものが満載な事もさることながら、著者の魅力的な性格が文章から伝わってくる事。

 ”おいしいものいうのは、なにもお金のかかったものではなく、心のこもったものだと私は信じている。
 この本には、いろいろなお料理のことを書いたけれど、私のおいしいと思うものは、銀のお盆にのったしゃれた高価な料理ではなく、家庭的な温かい湯気のたつ料理だ。
 台所から流れるフライパンにバタがとけ卵がこげてゆく匂い、それは台所で歌われている甘くやさしいシャンソンではないだろうか。
 シャンソンの中にお料理(La Cuisine)という歌がある。
 「若いうちこそ美容室に通い、衣裳店をめぐり、それで男の心をつなぎとめていても、年をとってくると、みんな急にお料理に熱を上げる。ダンナさまを家につなぎとめるものは、おいしい料理だけだから・
・・・・・」”
   著者の”あとがき”より抜粋 

ダンナ様を家につなぎとめておきたいかは別として”心のこもった舌のなじんだ家庭料理は、心も胃もやすらぐ場所であって欲しい”と、毎日台所に立つ者として、本を読み終えた際著者からの応援も得られた気分でした。
  
[PR]
by Upstate11 | 2012-10-30 22:50 |

フレンチトーストから”PARIS, I LOVE YOU BUT YOU'RE BRING ME↓”

a0190056_13121272.jpg
近所のバラ公園は6月が一番華やかな時期との事ですが、週末は込み合うので、早めに訪問してみましたが・・・・やはり寂しい感じ・・・・↑
月曜日はメモリアルウィークエンドでお休みが多かったアメリカ。本来戦争で亡くなった方を追悼する日ですが、裏庭でバーベキューの日となっていて??。日差しが強くなり、草木の緑が深さを増す日々。近所の野バラは終盤を迎え、野生のアヤメ等、初夏の花が共演する季節の到来です。
一週間程前は道端の野バラは咲き乱れていましたが、花も少なくなり↓
a0190056_1320364.jpg
近所の沼にはブルヘッドリリーが咲き始めました↓ 
a0190056_10311994.jpg
その側の湿地には野生のあやめ↓
a0190056_10411660.jpg
連休となった為、日曜朝、ブランチを友人夫妻と一緒にいただきました。大好きなフレンチトーストを注文した事で、友人が昨年夏休みに訪問したモントリオールの話に花が咲き。私達は二年前に初めてモントリオールを訪問したのですが、NY州に比較して物価が安く、マンハッタン程都会ではないものの、美しい街で、食べ物が安くて美味しい、素敵な所でした。
通常混雑のフレンチキャフェが、みなさんバーベキュー用意等で多忙な為?か、貸切状態↓
a0190056_13302756.jpg
a0190056_1331513.jpg
ブリオッシュのフレンチトーストでしたが、エシィカ隣町のワイナリー隣接”クリスタルキャフェ”のフレンチトーストがNY州内では自分として一番。 
アップステートNYが花で彩られる季節が到来↓
a0190056_13331610.jpg
私はケベックシティ(世界遺産)よりもモントリオールの方が好きだと思い、友人夫妻はケベックシティを気に入ったようです。人によって好きな場所、見たい場所は違う為、同じ所を旅行しても、感想が千差万別。お薦め場所は、人によって違うもので、訪れてはじめて自分の好みがわかるものと思いながらいただいたブランチ。

ちなみに、私はNYシティのブロンクス植物園よりもモントリオールの植物園が”すごい”と思いました。どの国も素敵なお庭があると思いますが、イギリスの花づかいやお庭づくりが平均して上手な気がします。
(フランスや、オランダの方が庭づくりは上手いという意見もありえるとおもいますが^^;)
↓街や店頭に花が飾られるとアメリカの田舎も景観に気をくばっているのかしらと嬉しくなったり
a0190056_13334076.jpg
最近読んだ本をフレンチトースト、モントリオールつながりでご紹介。
”Paris, I Love You but You're Bringing Me Down ”。日本同様、美しいパリはアメリカ人にとって憧れの場所。その憧れの街”Paris”に二年間仕事で生活したアメリカ人著者の本です。

        *******************

日本に比較して、アメリカは一部の人や都会を除外して、国外に政治的にも文化的にも特別興味を持っていない国だと常々思っています。外国語学習など、アメリカの学校もそれほど力をいれていませんし、国民自体も外国語に興味がある人は沢山いるとは思えません。(大きな国なのでもちろん、外国語に優秀で、興味のある人もいますし、平均しての話が難しいこの国ですので、自分と違うアメリカの見方もありえると思います。あしからず)
著者も、フランスで生活して異国語を使用する毎日の大変さをはじめて思い知ったよう。言葉のプレッシャーで大変だった事を話していました。
a0190056_712890.jpg
こちらに(たぶん日本でも聞けると思うのですが)著者のラジオ放送があります。

モントリオールから著者のオフィスに新任の女の方がきた際、パリオフィス同僚が彼女のモントリオールフランス語を理解できず、”文法的には正しいけれど、なまり(アクセントが違いすぎて)が強すぎて何をいっているかわからない”という話から、自分の大学時代ルームメートが”モントリオール人のフランス語はひどい”と言っていた事を思い出しました。数ヶ国語に堪能なお父様からの受け売りらしく、正直、英語しか話さない彼女に、フランス語の違いをいわれても、ぴんとこない私でした。

イギリスの方はたぶん、アメリカ英語を変に感じる場合もあると思いますが、一応?たぶん?自国と違うアメリカ英語として聞くと思うので、フランスとモントリオール間で同じ言語が理解できない事実は驚きです。
a0190056_7411323.jpg
    ↑近所のバラ園
モントリオールからきた彼女のフランス語は背後で嘲笑されていたようですが、仕事がよくでき、彼女のボーイフレンドがシェフで差し入れのおいしいお菓子を持ってくる事で、株があがり、ひどいフランス語?も受け入れられたようです。原文では”Basically, good pastry was the most flunet French"(基本的に、美味しいお菓子が何よりも雄弁であった)という事のよう・・・・・・・・。

アメリカ同様、フランスも難しい国のようです。
↓バラ公園ですが、芍薬の方が美しく???咲き乱れていました
a0190056_1221094.jpg
a0190056_1157746.jpg

[PR]
by Upstate11 | 2012-06-01 23:15 |

Eleven Madison Parkの料理本

a0190056_59498.jpg
白い表紙に銀色タイトルとぼやけ気味の写真で申し訳ないのですが・・・・・・・・

昨年12月末だったと思います。友人との待ち合わせ時に少々時間があり、本屋で手にしたのは”Eleven Madison Park”というマンハッタンで有名なレストランの料理本。

マンハッタン人気のフレンチレストランでこちらの旅行ガイドページ等でも一位に)、日本のブログでも、訪問された方々の感想記事を時々拝見した経緯もあり、本の表紙をひらいてみると・・・・・・
a0190056_1295413.jpg
a0190056_12103037.jpg
料理雑誌Bon appetieこちらから写真をおかりしています。 
↑のような美しい料理写真の数々がページをめくるたび、目の前に。
料理のみならず、著者(レストランの統括マネージャーさんと有名なシェフの方、なんとなくマネージャーさんの方が饒舌な感じをもったのですが)の料理やレストランに対する情熱や、哲学?も語られていて、素敵な本という印象を受けました。

待ち合わせ前で時間がなく、読み飛ばしただけでしたが(とても厚い本で300ページ以上はあると思います。お値段も店頭購入すると50ドル。アマゾン等ですと価格が下げてあるようですが)興味があった為、先日本屋さんに行って、中を再度拝見。

美しい料理のレシピと写真がついている他に、印象に残ったのは、シェフとマネージャーが世界レストランのランキングで50位内に選ばれたにも関わらず、自分達が最下位だった事に失望。

更によいレストランを目指し席数を調整し、料理選択の主導権に対してレストラン側と顧客側のバランスに考慮をほどこし、こだわりと誇りをもって戦略をたてている事、料理への哲学をジャズのマイルスデーヴィスを引用しながら、説明している事に感心しながら、読み進めました。

a0190056_5461237.jpg
(上の写真はこちらで本の紹介として掲載されております)
この本の写真を担当された方はイタリア人の写真家で、サイトの経歴によると、ご自身も料理家。以前こちらでお話したCIAで教鞭をとられていた事もある、食産業では有名な方のようです。本の写真が美しいく、料理本と形容するよりも芸術本といった趣が強い本に加え、レシピも掲載されております。 

Amazonの本のレビューを見てみると(英語ですがこちらにレビューが)17人中11人が5つ星をつけている結果。

2つ星の批評を読んでも、”It will look beautiful on a coffee table”(テーブルの上に置いても様になる)”i will start by saying this is one of the most beautiful cookbooks i have EVER seen”(知っている料理本の中でも美しい料理本)で、この方はページを切り取って額に入れ、台所にでも飾ろうかしらとまで^^。

2つ星の方達は実用性がない事で星が二つのようなのですが、実用性としてこの本を考えた事がなく(このすごい本のレシピを自分で作るという発想すら持たなかったので)、実用性という言葉に驚いた自分です。

Eleven Madison Parkのレストランには行った事はありませんが、このような美しいお料理の数々を拝見した上に、味わえるのなら、特別な機会に、本だけではなく、是非訪問してみたいと思ってしまいます。 


参考までに2011年の世界トップ50でアメリカのレストラン名等を、
アメリカは6位から。シカゴAlineaがトップです。10位にPer se、11位にDaniel、18位Le Bernardin、24位Eleven Madison Park、40位Momofuku Ssam Barとマンハッタン有名レストランが名前を連ねているようですね。

2012年は又順位が変更になるので、Eleven Madison Parkの順位がどうなっているか興味深い所です。(この本の中でFat Duckというイギリスの有名レストランの名前がでてきますが、アメリカ有名レストランのシェフにとって世界のレストラン中で気になる、又は、すごいと思うレストランの1つとしてよく聞く名前です。)

Eleven Madison Park
11 Madison Avenue, New York, NY 10010
212.889.0905

お料理と雰囲気が素敵に編集されていました。↓





こちらは食業界で有名なDanny Meyer とシェフDaniel Humm の方がEleven Madison Parkレストランについてお話されています。
[PR]
by Upstate11 | 2012-02-28 21:07 |

Wesley the Owl (ウェズリィ ディ アウル)

a0190056_345321.jpg
生物研究者であった著者ステーシィーが、怪我をしたバーンアウル(ふくろう)のひなをひきとって、一緒にすごした19年の日々を綴った本です。

日本語訳がでているとは思わなかったのですが(たとえ、ニューヨークタイムズでベストセラーになっても、日本にふくろうの本を購入する人が沢山いるとは思えなかったので)、念の為にwebを検索してみると、さすが便利大国,情報大国日本。

「フクロウからのプロポーズ 彼とともに生きた奇跡の19年」012.gifという本で販売されているではないですか!!!

日本の本屋さんはマンハッタンの紀伊国屋に年数回行けるだけで、2年以上ご無沙汰(涙)

この本が日本の本屋さんの店頭に”はなばなしく並んだ”とは思えませんが、場所を確保できた事は、バードウオッチャーとして嬉しい事実。

個人的に邦題はちょっと微妙かな??とも思ったのですが、かといって、そのままの訳”ステーシィーのふくろう ウェズりィ”では味気なく、読者を獲得できないのかしら????

以前から読んでみようと思っていた本だったので、一晩でよみあげました。最後の方はティッシュ片手に涙。

英語本は日本語で読書するより通常ははかどらないのですが、興味のある野鳥生態の本や、伝記はとても楽しく読書できます。

Fuzzy(ほわほわな毛)がチャーミングなウエズリィ
a0190056_41357100.jpg
(写真はウェズりィ著者のホームページよりお借りしました。)

Bo peepのブログでも以前紹介させていただきましたが(こちら)、バーンアウルはふくろうの中でも大変美しいふくろうです。

日本語で”めんふくろう”というのですね。
以下ウィキペディアより
和名はお面を付けているように見えることから。英名:Barn Owl(納屋のフクロウ)は、納屋のような人家に営巣することから付けられた。世界中に広く生息する。

アメリカの法律でアメリカ産の野鳥(野うさぎも届け出が必要と聞きました)を個人の家の中でペットとして育てる事を禁じています。

怪我をしたひな鳥をアメリカ国内でみつけても、個人でひきとって育てたりはできません。

著者は生物研究所で働いていて一般人ではなかったので、フクロウの成長過程をともにできたのでしょうが、どんなに外見は可愛くても野生の動物を飼う事はなかなか大変な過程です。

個人的には野鳥は野生にいるから幸せで、美しいと思います。

こちらは著者you tubeです。


Bo peepが野鳥観察を始めてから学んだ事は、鳥の種類にもよりますが、意外にも、鳥はカップル社会な事でした。

バーンズアウルも例外ではなく、非常に感受性が豊かで、配偶者が亡くなると、生き残った方も弱って死んでしまったり、配偶者がけがをすると、数年間配偶者の世話をするという事実があるそうです。

こちらはイギリス編。バーンアウルの美しい映像を見る事ができます


Bo peep家のふくろうはこちら、
a0190056_10544464.jpg
新しい住処は環境はよいのですが、部屋の間取りや電気の配線が非常に使いづらく、不便な事が多々あります。

その1つに廊下の照明スイッチがなぜか寝室から遠く、一度電気を消してしまうと、寝室から出てくるときには懐中電灯?が必要なのです。

慣れると、長くない廊下の為、”勘”で歩けるのですが、来客がある時は、懐中電灯を渡していた為、この自発電ふくろうが廊下に置かれる事となりました^^。

Little bo peepとしてはお気に入りなのですが、友人によると”宇宙人みたい”との事013.gif

購入する際、ふくろうの色が変化すると知らず、使って少々驚きましたが・・・・・・・・・
a0190056_111522.jpg
a0190056_1121573.jpg
a0190056_1124052.jpg
確かに夜寝室から出てきてみると、宇宙人ぽいかもしれません
[PR]
by Upstate11 | 2011-11-10 21:15 |

日本人の英語力 マーシャ・クッラカワー

先週はアップステートも90度を超える日々。

就寝前にクーラーを止めると夜中は94度位(摂氏34度位でしょうか)までなる暑さでしたが、今週にはいってから70度以下に激減。現在、室温67度(19度程度)湿度48%と温度計は快適指数をさしていますが、気温の上下が激しいので、体が温度差についていかず、肌寒い感じがします。

でも、日本に比較して湿度が低いので、室温27度で湿度が30%程度の時はクーラーなしでも汗ばむこともなく、場所にもよりますが、今住んでいるアップステートの夏は過ごしやすかった事、とても感謝しています。

暑いのは苦手ですが、湿度大が最も苦手なのですよ~~~。といいながら、こちらの秋、冬のすごい乾燥でミイラになりそうですが007.gif

a0190056_4301972.jpg

マンハッタンでのAfternoon teaやフレンチトーストの事を書く時間がないようなので、こちらの本を紀伊国屋さんで購入することができた為、忘れないうちに本の感想を書き留めておこうと思います。
2009年10月に日本では出版されているので、すでに読んだ方も多いかと思いますが、日本人としてはずかしくない英語をはなそうというのがこの本の主旨でLittle bo peepも肝に銘じなければ。

アメリカ、イギリス、オーストラリアに短期語学留学経験のある方も増え、海外旅行するのは普通の時代。若い方の英語の発音等はとてもよくなってきていると思う反面、マーシャさんが指摘するように”英語を話すのに文法等は必要ない”や”スラングがかっこいい”という、うわべ派英語も増えてきているのが事実と思える昨今。

あくまでも個人的な意見ですが、アメリカ英語は随分くだけてしまって、イギリスにいる方が、きちんとした英語を聞く機会や単語力が増える(もちろん人によりますが、一般的に、英国の方の会話が形容詞や名詞の数が多いように思います。)のではないかと思うのですが(英国の友人によると近年はイギリスの英語の衰退も激しいとの事ですが042.gif)、アメリカでの生活、特に田舎では、ビジネスの場でも、よくいえばFriendly、悪く言えばちょっとRUDE(礼儀がない)と思われる言葉遣いを聞くのは本当に残念な事です。

アメリカにきてからFamily name(苗字)をよばれる事はほとんどなくなったのですが、場所によっては安易に名前を呼ばれる事は、今でも抵抗がある為、時々あえて、こちらから苗字を使用して相手との距離を保とうとするのですが、相手は気づくのか気づかないのか、First nameを使用するのがアメリカの傾向です。

そして、最近の流行でこちらの若い方が使う”LIKE”。話を聞いているとイライラする時があるくらい、頻繁に使用されます。

マーシャさんが元民主党の下院議員の差別発言の仮定法の話で、”If Obama was a woman,・・・・・・”ではなく"If Obama were a woman、・・・・”はアメリカでは普通の仮定法使いですが、Bo peepも”あれ?このようなきちんとした所でこうゆう風に使用していいのかな”と思った事もあるので、普段使用されているからといえ、外国人のなまりがある英語で使用すると、言葉に気を使う人達に”馬鹿な奴”とまで思わないでも、”無知な人”と烙印される可能性もあるので、気をつけなければと思いました。

正直、マーシャさんの書いている事は正論でも、現実のアメリカの人達の言葉使いを聞いていると、日本で使用される英語がカジュアルな傾向に陥ってしまうのは否めないかなと思う反面、知性や品のある言葉づかいは一朝一夕とはいかないもの。気をつけなければ、と背筋がのびる思いです。009.gif

”海外旅行をするときに身なりや気を使う人は多いかと思いますが、話し方までには気がまわらないかもしれません。しかし、英語圏では特に、話し方にその人のバックグラウンドが表れることが多く、どんな英語を話すかで、どういった人物であるかを判断される事が多々あります。” という部分で、これは何も英語圏にかかわらず、日本でも同様なのではないかしら?と思ったのですが・・・・・・・・。

なんとなく、英語圏は”特別”のような響きがあって、少々気になってしまいましたが、日々の英語の鍛錬をおこたらないようにしなければ・・・・と思った次第です。
[PR]
by Upstate11 | 2011-06-14 23:30 |

The Catcher in the Rye J D Salinger(サリンジャー)

a0190056_13133339.jpg
本当に昔、たしか高校生の頃、この作品の翻訳を読んで、ぴんとこないというか、おもしろくないと思ったLittle bo peep。

おもしろくないと思ったのになぜ、この本を再度よんだかというと2010年にサリンジャーが亡くなって、アメリカではサリンジャーの作品が文学的注目を集めた事、(亡くなる前にすでにアメリカ文学者としてのサリンジャーの位置づけは高いようでしたが)、2011年になって、サリンジャーの伝記が出版され(赤い文字をクリックするとNYTimesのBook Reviewにいきます)、The Catcher in the Ryeで有名になり、できるだけ私生活をおおやけにしない生活態度をつらぬいたサリンジャーの人生が本となり、その伝記を読み始めた事で、もう一度、サリンジャーの文学を今度は原語で読んでみようと思ったからなのです。

高校の頃は英語の本を読むほど英語好きだった事は一度もなく(今も英語を好きかはわからないのですが008.gif)、原書を読んでみようなどと思った事はなかったのですが、英語が今より更にわからなかったその当時でさえ、小説と日本語の間に違和感を感じた覚えがあります。(正直、すべての翻訳本に原書は本当にこの程度のものなのかという疑いはいつも持っていたのですが、ロシア文学をロシア語でフランス文学をフランス語で読むなどの能力を到底もちあわせていないので、翻訳と原書に読者としてどれほどの感覚的違いを持つのかというのは謎のままです。)

”The catcher in the Rye”の内容は、お金に余裕のあるお坊ちゃんが、思春期の葛藤というか、やるせなさというか、大人はウソ臭いなんでもウソ臭いという事が延々とのべられているもので、Little bo peepが若かった頃ですら、自己陶酔過剰気味(ナルシスティック)な主人公にうんざりしたりしたものですが、この年になると、”この小説は若い頃に読むものだ”と確信する一方、若さゆえの、よくわからない鬱積というものはありがちなのかもしれないなどと、ある意味懐古的というか寛大に若さを見据える部分もあったりするのが面白く感じたBo peepでした。

この作品がアメリカ文学傑作”Masterpiece”といわれるほどの作品かと、自問自答すれば、それほどの傑作とは思わないのですが、Salingerが(たぶん意図的に)つくりあげた文体のリズムが、この小説をReadable(読んでおもしろい、どんどんよみすすめたい的)なものにしていると思うと、言葉の魔術師としての技術力はさすが。

若い人の言葉でかかれているこの小説。最近アメリカの若い人が頻繁に使用する”Like”が、昨今の日常会話で耳触りと感じるLittle bo peepですが、1951年のこの小説でも”like”が同じように使用されていて、今更のものではなかったのだなと思ったり、スラング的な英語が多いこの小説になんとなく気恥ずかしさを覚えたりもしましたが、原書の方が数十倍楽しめる作品でした。

村上春樹さんが翻訳をしたものを読んでいないので、どのようにこの小説を日本語に置き換えたのか興味深く、これを機に読んでみたいなと思っています。
こちらに村上春樹さんのThe Catcher in the Ryeについてのインタビューがありました。

Big Bo peepの見解では短編集”Nine stories”や”Franny and Zooey”の方が文学的で、短編集はよく書けていると感心していたので、そちらの作品もサリンジャーの伝記と並行して読んでみたいと思っています。
[PR]
by Upstate11 | 2011-03-27 13:00 |