↑美しい花は野生のラズベリー。開花している期間が非常に長く、3週間から1ヶ月程、花の美しさを継続していた事に驚きました
Purple-flowering Raspberry(Rubus odoratus)
バラ科 6~7月(写真は8月初めなのですが)
花のサイズ 2.5~5センチ
花弁 丸い形の5枚
種類 低木で0.6~1.5メートル
森の小道や道路脇に生息する
(Wildflowers of New York in Color参照) 若かりし頃、画家か帽子のデザイナーになりたかった亡き母は、絵と色が美しい絵本が大好きで、一緒に本屋に出向き、絵本探しをしたものです。私の好きな童話は、アンデルセンで、(
子供心にロマンチックな話だと思った)錫の兵隊が一番。初めての英語本は”Flower Fairies”。ピーターラビットの絵本とどちらを購入するか迷いに迷った末決断した事、今でも覚えています。
”少しでも英語に興味を”という母の思惑を考慮することなく、向学心希薄だった私は、英語には目もくれず、美しい絵に見入り、母に美しい妖精を書き写してもらい、せっせと、ぬり絵に励みました。美しい野の花をみると、上手に書き写してくれた母のぬり絵と”Flower Fairies”を思い出したり。
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今でも、イギリスの童話は大好きです。特に"The Wind in the Willows"(邦題たのしい川辺)とピーターラビット著者の ”The Tale of Mr. Jeremy Fisher”(
自分ならば、”かえるのジャ(rアラ)ミーフィッシャー氏”jeh-ruh-mee 最初のJeの発音はJapanと同じ発音かと”、邦題はジェレミー・フィッシャーどんのおはなし)は年月を経ても、その魅力は色褪せません。
ピーターラビットの本で、可愛らしい動物達が洋服を着用している事、衝撃的でした。著者Beatrix Potterの斬新なアイディアに感心しましたが、のちにCaldecott(有名なイギリスの画家)が先駆者である事等を知りました。ロンドンにあるV&A(ビクトリア&アルバート美術館)には、原画のくまのプーさんのスケッチや、Beatrix Potterのコレクションがあり、イギリス絵本好きの方には見逃せない美術館です。
V&A
こちらで
Flower Fairies、Beatrix Potter 作品の一部を見る事ができます。
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ピーターラビットの絵本は美しい自然と可愛らしい動物たちで彩られた傑作と思っています。中でも、Mr Jeremy Fisherの本は、英語的ユーモアとリズムで一番好きなお話です。
好きな理由は、1、(個人的見解で、違う意見もあると思いますが)
故意に隠喩的な部分がある
But Mr. Jeremy liked getting his feet wet; nobody ever scolded him, and he never caught a cold!
家中水浸しでしたが、フィッシャー氏はかえるなので、足を濡らすのも平気、他人からとやかく言われる事もなく、風邪をひいた事もありませんでした。とおおまか直訳した部分は、かえるのフィッシャー氏は新しい事に興味があり、困難にでくわした事が一度もありませんでしたという解釈も見え隠れします。魚釣りという新しい経験で、トラブルに見舞われる以前のフィッシャー氏をユーモラスに(かえるという事を意識して)表現した文章が心憎いと思った私なのですが・・・。
(補足)get someone's feet wet=”新しい事を経験する”
catch a cold=困難にあう↑お友達のかめさんといもりさん。 (
文章、画像ともにwww.gutenberg.netより)
2.友人たちの名前が科学者でPun(語呂合わせ)がみられる所友人の名前が愉快。 Mr. Alderman Ptolemy Tortoise(亀のオールダマン トレミー
英語読み)と Sir Isaac Newton(いもりのアイザックニュートン卿)。亀の名前は有名な古代ローマの科学者(天文学者)プトレマイオスから、いもり Isaac Newtonは英国の有名な科学者(哲学、物理学、数学等等)アイザックニュートンから命名されています。加えて、英語でいもりはNewtと音色がNewton(イモリの名前)に近くPunになっていたり
3.フィッシャー氏はお洒落さん?
マッキントッシュのコートを着用するフィッシャー氏はかなりの洒落者と思いきや、英語でマッキントッシュというのは、広くゴム製の雨合羽だというのもこのお話で学びました。個人的に、フィッシャー氏はイギリスブランドのマッキントッシュをはおっていたと思っています^^(
現在日本が買収?したのかしら)
細々他にもありますが、↓で英語のリズムを楽しんで見る事ができます
かえるさんの秘密を開くと小さなかえるさんの写真があります。小さなかえるで、よくみえないと思いますが、かえる嫌いな方は写真がある事をご了承ください。
素敵なお庭を訪問した際、ガーデニングクラブの方が教えてくれたかえるさんの習性。
”背中をなでられるのが好き”との事で、葉っぱでかえるさんの背中を撫でると、逃げることなく・・・・・どうやら、背中を撫でられると、硬直して動けなくなるようです。ガーデニングクラブの方の素早い身のこなしに(葉っぱを探し、かえるの背中にとどくまで数秒でした)、かえるも私達も驚きました。